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収入証明書が不要なカードローン
先日、私は出先で急に出費しなければならない状況に迫られました。しかし、財布の中身では足りず、また、つい最近、貯まった預金を定期にしてしまったので、銀行口座の残高でも足りませんでした。知人、友人に借りようかとも思ったのですが、そうすることは気が引けました。気が引ける以前に知人、友人に借りている時間は残されていませんでした。
お金を用意するアイデアが浮かんでは消えてしまい、途方にくれていたのですが、ふとカードローンを利用すれば良いのではないかと思いました。
私は今までにカードローンを利用したことがなかったのですが、カードローンならば今日の今日でも確か借りれるはずです。なので、慌ててネットで調べてみました。
ネットで調べると、確かに申し込んだ当日であっても借りることが可能でした。ただ、申し込む際には本人確認書類と収入証明書が必要とのことでした。
本人確認書類となるのは、運転免許証やパスポート等とのことです。私は運転免許証を、いつも財布の中に入れて持ち歩いていますので、本人確認書類は用意できます。
しかし、収入証明書となる給与明細書や源泉徴収票は持ち歩いてはいませんから、その時点で用意することは不可能でした。
ただ、もう少し調べてみると、収入証明書は不要というところがありました。どうして収入証明書が不要なのか分からなかったのですが、そのことを調べたり、考えたりする時間はなく、また、その金融機関は私も知っている大手の金融機関でしたので大丈夫だと思い申し込みに行きました。
結果、その場で契約を済ませ、お金を借りることができましたので、無事に難局を乗り切ることができました。
一段落ついたので、なぜ収入証明書が不要だったのか調べてみることにしました。調べてみると、収入証明書が必要なのは消費者金融等、貸金業者のカードローンで、銀行のカードローンは収入証明書が不要ということでした。
貸金業者が営業するにあたり、守らなければならない法律が貸金業法です。そして、貸金業法には総量規制というものがあります。
総量規制とは貸しすぎ、借りすぎを防止するために設けられた規制であり、具体的には年収の3分の1を超える借入を原則として禁止するというものです。
この総量規制を守らなければならないために、貸金業者はカードローンの契約の際に収入証明書の提出を求めているのです。
銀行が守らなければならない法律は、貸金業法ではなく銀行法です。そして、銀行法には総量規制が設けられていないのです。従って、銀行のカードローンは収入証明書が不要となっているのです。
慌しい時間を過ごしましたが、大事にいたらずに済んだので安心しました。と同時に、今まで知らなかった知識を得られたので満足しています。
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